首里城跡
「しゅりじょうせき」と読みます。首里城は、琉球統一王国成立以降の国家の中心地であり、栄華を極めた琉球王朝の象徴でもあります。しかし、国家成立以来、実に4度も焼失し、特に第二次大戦では陸軍司令部があったことから攻撃目標となり、壊滅状態になりました。現在の正殿などの建物は近年復元された新しいものです。今次大戦で焼失する以前は1700年代に建てられた古い正殿が存在しており、国宝に指定されていました。当時の遺構は今も正殿の地下に眠っています。 1992年、首里城跡は首里城公園として開園しました。正殿をはじめ、北殿、南殿、奉神門、広福門などの建築物が再現されています。世界遺産に指定された城跡で他に再現されたものはなく、ここだけが過去の様子を知ることのできる唯一の場所です。