正殿、御内原(うーちばる) 正殿は琉球王国の政治の中心を象徴する国家最大の建築物です。このデザインときらびやかさは中国の影響を強く受けています。外見は2階建てに見えますが、内部は3階建てです。内部は金箔と漆塗りで彩られ、いっそうきらびやかです。ここでは政治、行政と重要な儀式が執り行われていました。 唐破風と呼ばれる正殿の正面玄関です。いたるところに金色の獅子や国王の象徴である龍が刻み込まれています。朱色の円柱に描かれた金色の龍は阿形と吽形の対になっています。 正殿正面階段の両側に高さ4mもの真っ直ぐに伸びた珍しい龍柱があります。こちらも阿形と吽形の対になっていて向かい合っています。まるで神社の獅子と狛犬のようです。
正殿の裏側(東側)には御庭(うなー)より広いスペースがあります。ここは御内原(うーちばる)と呼ばれる所で、王族の居住空間でした。国王は正殿を境に、西と東で公的な場所と私的な場所を分けていたようです。多くは建設中で一般公開されていませんが、以下の建築物があります。 |
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