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育徳泉

 森を抜けると、池のほとりに出て急に視界が広がります。つい池のほうに目を奪われますが左手に目をやると、石造りの二つの井戸口と二つの石碑、傍らに看板があります。この泉について以下の説明が記されています。

『   育徳泉(いくとくせん)
 育徳泉は清冽な水をたたえ、池の水源の一つにもなっています。琉球石灰岩を沖縄独特の「あいかた積み」にして、巧みな曲線が優しい美しさを感じさせてくれます。また、井戸口は右手にもあります。
 井戸の上には、泉をたたえた二つの碑が立てられています。向かって右は、1800(嘉慶5)年、尚温王の冊封正使趙文楷が題した「育徳泉碑」です。向かって左の碑は、1838(道光18)年、尚育王の冊封正使林鴻年が題した「甘醴延齢碑」です。もとの碑は、戦災を受けて下部が破損したため、1980(昭和55)年に拓本をもとにして復元したものです。』