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通用門、正門

 入口の門をくぐると最初に目に入るのが左手にある番屋です。鬱蒼とした樹木の中にひっそりと建っています。使用人の住まいだったのでしょうか質素な造りであまり目立ちません。

 番屋を過ぎて少し進むと右手に通用門があります。城に見られる櫓門と違い、門そのものは木造建築で両側に切石の石垣があります。使用人が出入りする門で、正門よりやや小さく作られています。門から少し階段を下りて石畳の道が始まります。

 通用門からさらに奥に進むと、すぐに正門があります。通用門とほぼ同じ形をしていますが、少し幅が広いようです。それにこちらには階段がありません。王族と来賓専用で、このような屋根付門は格式ある屋敷にのみ許された形式だそうです。

 正門を過ぎると、緩やかな曲線を描いて、平坦な石畳の道が森の中へと続いています。頭上を覆う樹木に遮られて、真夏の昼間でも木漏れ日が差す程度です。