沖縄の世界遺産
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円鑑池

 坂道を下りきると、森が開けて見通しのよい場所に出ます。右手の小さな池が円鑑池(えんかんち)です。池に浮かぶ小島にあるのが弁財天堂です。

 池のほとりに新しい石碑があります。台座には『重修天女橋碑記』と記されています。傍らの別の石碑に以下の内容が記されています。
『重修天女橋碑記(ジュウシュウテンニョバシヒキ)
「重修天女橋碑記」碑は、円鑑池の中島にある弁財天堂に架けられた天女橋を1744年(乾隆9)に改修した記念に建立された石碑が、後に倒壊したため、1798年(嘉慶3)に新たに建てられたものである。このため同碑は、乾隆9年の碑文内容をそのまま取り込んだ上で嘉慶3年の記事が刻みこまれており、表文が弁財天堂および天女橋の来歴、裏文が天女橋の改修及び石碑建立の経費、さらに嘉慶3年の新碑建立の経費等となっている。
 石碑は1945年(昭和20)の沖縄戦で破壊されたが、碑の一部が沖縄県立博物館に残されている。本碑は碑の一部や拓本・写真等をもとに復元したものである。』