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後門と玉陵碑

 前門をくぐると細長い前庭に入ります。何もない殺風景な広場です。儀式のときの控の間だったのでしょうか。墓室前に入るための後門が目に入ります。前門と同じく幅の広い石垣の中央付近に開口部がありますが、わずかにアーチ型で、上に櫓のようなものが載っています。本来木製の櫓が、全て石造りされています。

 何もない前庭ですが、後門の左手奥の方に一つだけぽつんと石碑が立っています。玉陵碑です。幸いにして戦火で破壊されなかった500年前の貴重な遺跡です。刻まれている文字はかなり薄くなっています。

 石碑には次のように記されています。
『 一、尚真王
  一、尚円妃
  一、尚円の長女
  一、尚真の長女
  一、尚真第五子
  一、尚真第三子
  一、尚真第四子
  一、尚真第六子
  一、尚真第七子
 葬られる資格のあるものは、以上の九人。この碑文は千年万年に至るまでこの場所におくこと。もし異議ある者がでたらこの碑文を見ること。碑文に背く者がいれば、天に仰ぎ、地に伏して祟るべし。』
 何ともおどろおどろしい内容です。
※ 尚真第五子は尚清(第二尚氏四代王)