沖縄の世界遺産
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大庭(ウーミヤ)

 平郎門から続く真っ直ぐな階段を登りきると大庭(ウーミヤ)に着きます。登ってきた階段を見下ろすと遠くに平郎門が見えます。

 ここは広く平坦な庭のような所で、今帰仁城で行われる政治や宗教の儀式の会場となった場所と言われています。

 御嶽が多く存在し、現在もここで祭祀(さいし)が行われています。北殿、南殿の建物があったようです。

 階段を登って左手に石碑があります。北山王側室であった志慶真乙樽(シゲコウトゥダル)が詠んだ琉歌で 『今帰仁の城 しもなりの九年母 志慶真乙樽が ぬきやいはきやい』 と刻まれています。老年になってできた子を可愛がる様子を時期はずれのみかんに例えた歌だそうです。

 また、この場所には以前『宝剣千代金丸』で切りつけられたと伝えられる『受剣石』があったそうですが、今は盗まれて見ることができません。